モラハラDV夫と離婚したシングルマザーと子供2人の生活

幼児2人のシンママが育児や離婚、その他諸々のノウハウをご紹介します♪

モラハラDV夫のことを夫の親に相談してみた

こんにちは!
元夫からの執拗なモラハラや時々その他のDVを受け、子供二人を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は、私がモラハラDV夫のことを夫の親に相談してみた件です。

身体的な暴力で体に傷やアザが絶えないようなら夫の親にも説明しやすいし理解も得やすいと思いますが、モラハラの場合は単なる夫婦喧嘩と捉えられたり、あなたも悪いんじゃないの?と思われて二次被害を受けることがあるので慎重に説明しなければいけません。

ここでは、私が実際に元夫の親にどう説明をし、理解を得ていったのかをご紹介します。


【元夫の両親、家庭環境】
まず、元夫の父親はモラハラ気質で母親は被害者気質のようなところはあったと思います。
父親の父親も自己中心的でワンマンというか妻を振り回すところがあったらしいので、モラハラ気質だったのではないかと思います。
モラハラを含めてDVは世代を越えて連鎖していく性質があるので、家庭環境的に元夫はモラハラ加害者になるべくしてなったような気がします。

両親がモラハラ加害者と被害者の場合、本当はモラハラを相談しても理解してもらえずこちらが二次被害を受けるのがオチですが、思いきって相談してみることにしました。


【相談したタイミング】
夫婦だけのときは誰にも相談せずDVにも耐えていましたが、子供が生まれてからは子供まで犠牲にするわけにはいかないと思い元夫の親に相談してみようと思いました。

私と元夫は実家から離れて暮らしていたので、帰省前に義母に電話で何となく元夫の素行が悪いようなことを事前に伝えておいて、帰省した際改めて時間を取ってもらい詳しく話しました。


【具体的な相談内容。初回は導入程度に。】
元夫は親の前ではいい子です。エリートで優しくて良くできた自慢の息子です。
息子のことをそんな風に思っている親に対していきなり「あなたの息子さんはDV加害者です。」なんて言っても信じてもらえるかもわからないし、何より反感を買って私が悪者になることは避けたいので、そこは慎重に話を進めました。

「元夫が気に入らないことがあるとすぐに怒るので困っているんです。息子さん、子供の頃からそうでしたか?
私が至らなくて怒らせてしまったかもしれませんが、それでもあまりにも怒り方が激しくて、たまに手が出ることもあります。
子供の前でも感情的になって暴言を吐いたり嫌がらせしたりします。子供も怖がっているし、発育に影響するのも心配なので何とか息子さんに伝えてもらえませんか?」

こんな感じだったと思います。
モラハラ、DV、病気、のような言葉はNGワードで、でも要点はそこ!悟って!って感じで慎重に言葉を選びながら相談しました。
一度に全て伝えようとせずに、初回は導入程度に。

この青天の霹靂の相談で、親は「え?本当に息子がそんなことを?信じられない。怒らせた嫁も悪いことしたのかしら?」と、何を信じていいかわからない状態だったと思いますが、初回はこれぐらいでいいです。
一度に全て伝えることや全て信じてもらうことは、そもそも期待していません。初回は半信半疑になってもらうだけで十分です。


【本格的に相談。徐々に理解を求める。】
初回の相談で導入が済んだところで、DV絡みの事件が発生した時に親に電話をかけるのです。
「あ、もしもし。今、息子さんが暴れててぇ、うぅ、あのぉ、助けて下さい。ちょ、ちょっと、私では何とも。きゃー!やめてぇ!うわぁ。 何とかしてもらえます?息子さんに電話代わりますよー!」
はい、バトンタッチ。
って感じで臨場感たっぷりでお伝えして、息子が起こしている事の深刻さを親なら分かって下さい。そのバカ息子何とかして下さいって感じで。
バカ息子が暴れる度に何度か電話をかけて、実際に息子が怒り狂っている様子が電話越しでも伝われば、こちらの相談の信憑性がだんだん増してくるわけです。


【親が理解し始めたら本題へ】
元夫の親が状況を理解し始めたら、いよいよ本題に入ります。

「息子さんのことを警察や児童相談所精神科医にも相談しています。それぞれから息子さんには注意、指導をして頂いてます。それでも息子さんの素行が改善されなければ危険だから離れなさい、と言われています。
発達障害等の精神的な何かしらの病気の可能性もあるみたいです。子供の頃周りの子と何か違った様子を感じたことはありますか?」
こんな感じで、ここで初めてあなたの息子の異常性により普通ではない家庭環境なのだ、という主旨をはっきり伝えていきます。

このような内容を何度か話すうちに、元夫の親も「もしかしてうちの息子はどこかおかしいのかしら」と徐々に思ったらしく、少しずつ信じてくれる?ような感じでした。

ただ、元夫は根っからの加害者気質。親には私が悪いことをしている、と事実を曲げてでも嘘を話していたので、親が何をどれだけ信じていたのか本当のところはわかりません。私にも悪いところはあると思っていても私に言わなかっただけかもしれません。
それでも「息子のせいであなたには苦労をかけてごめんなさい」と一応謝ってもらえたことは進歩でした。



【結果】
それからは大きな事件が起こる度に親に知らせて注意してもらう、を何度か繰り返しました。
元夫は親から注意された後の数日は大人しくなるような状況が続きましたが、それでも数日です。
数日では意味がありません。
徐々に数日が一週間になり、一週間が二週間になり、だったら先を見据えることもできましたが、そんなに簡単にはいきませんでした。
挙げ句の果てに元夫は親の言うことも聞かなくなる始末で、もう成す術はありませんでした。



モラハラを含むDV全般、改善するのはとても難しいものです。
今では、改善に取り組むのは時間と労力の無駄でしかないと思っています。
DV被害者の皆さん、私のように無駄な努力をする前に一刻も早く加害者から離れることをお勧めします。
ご自身の幸せを考えて下さいね♪