モラハラDV夫と離婚したシングルマザーと子供2人の生活

幼児2人のシンママが育児や離婚、その他諸々のノウハウをご紹介します♪

祖父母や親族の面会交流について

こんにちは!
モラハラDV夫から悪質な被害を受けに受け、耐えに耐え、二人の子供を連れて調停離婚したえみりんままです。

さて、私の子供達も行っている面会交流についてですが、面会交流とは離婚して子供と離れて暮らすことになった親が離婚後も子供と交流し、子供の健全な成育を促すためのものです。
今回は、別居親以外の祖父母や親族は面会交流ができるのか、するべきなのかについてお話しします。


まず、面会交流権は原則別居親のみにあるもので、別居親の祖父母や親族に権利はありません。
アメリカでは祖父母にも権利があるそうてすが、日本では別居親と子供の関係を重視するためにその他の関わりはあまりないほうがよいという考え方です。
ただし例外もあり、離婚するまで祖父母が親代わりのように子供の面倒を見てきた場合や、協議離婚で祖父母の面会交流を認める場合には、面会交流権は別居親に限りません。


【私のケース】
現在は、子供達と元夫のみで定期的に面会交流をしています。たまに祖父母にも会わせたいとの主張がありますが、認めていません。子供達には既に祖父母の記憶もないのに、祖父母に一度会わせたが為に会いたくても自由に会えない人が増えるという子供達にとって不要な感情を招きかねないので、敢えて祖父母と面会させる必要性がないことが理由です。


【調停で面会交流の内容が決まるまで】
元夫は調停で、元夫が子供と会うことはもちろん、元夫の実家に行き祖父母に会わせることや、祖父母の実家にも行き祖父母の親やその他親族に会わせることを要求してきました。つまり、離婚前と変わらぬ親戚付き合いです。

具体的には、週末に元夫の実家に行き元夫と祖父母、おそらく元夫の兄弟とも過ごし、自宅で遊んだり食事をしたり、買い物や宿泊を伴う旅行等、今までと変わらない交流をするつもりだったと思います。また、お正月やお盆の親族の集まりや冠婚葬祭にも普通に子供達を連れて行きたかったのでしょう。

調停でこのような主張をしてきたことに驚きましたが、私が拒否するまでもなく調停員さんが「元夫がこう主張していますが、父子の関係を重視するので裁判所としてはそのような取り決めは推奨しません、と元夫に伝えておきました。」と開口一番に仰ったのでとても安心したことを覚えています。
なんせモラハラDV夫は自分の思い通りにならないとひどく激昂し、自分の意見が通るまでどこまでも執拗に主張する性質を持っています。私に拒否されたとなると元夫は屈辱で発狂するのではと思っていましたが、裁判所で中立な立場である調停員さんが最初に元夫の鼻をへし折ってくれたのと、おそらく元夫の代理人の説得も相まってそのような無駄な主張は後に取り下げてきました。

結果、元夫のみの面会交流となりました。


【さいごに】
調停で決める場合は標準的な内容に落ち着くことが多いようです。例えば月1~2回、数時間、別居親のみ等です。
双方の合意がないと成立しないことなので、私のケースのように相手が奇抜な主張をしてきたらどんどん拒否しましょう。面会交流のことだけではありませんが、調停では最終的に標準的な内容に近付いていくはずです。

逆に標準より外れた内容で合意したければ協議離婚のほうがいいと思います。まともに話し合える関係ならばですが…。

子供が祖父母に懐いており関係性が強く、会えないことで精神的に不安定になるような場合には祖父母との面会交流を許可してもいいかな、と個人的には思います。
祖父母との面会交流権は原則ないとは言え、何よりも子供にとっての利益を最優先に考えたいものです。

モラハラDVの元夫に居住地を知られない為にすること

こんにちは!
元夫から毎日のモラハラと時々その他DVを受け、二人の子供を連れて逃げるように別居、その後調停で離婚したシングルマザーのえみりんままです。

私のように元夫がDV気質だと別居や離婚をしてもまたいつ目の前に現れて危害を加えられるか、子供を連れ去られるかもしれない、と折角離れて暮らしたところで不安が尽きませんよね。

今回はモラハラDVの元夫に現在の居場所を知られない為に私がしたことをお話しします。


【居住地がバレる要因】
・離婚前なら配偶者と子供の戸籍や住民票を取得できる
・離婚後は子供の戸籍や住民票なら取得できる
・離婚調停や裁判で調停員や裁判官、代理人弁護士等がうっかり居住地を伝えてしまう
・子供が新しい住所や学校名を元夫に伝えてしまう



【まずは実家へ】
私はまず実家へ逃げて別居を始めました。
別居後すぐに離婚の話を始めたわけではないので、元夫はたまに子供に会いに来るような状況でした。
物理的に離れていたので最低限の安全は確保できましたが、モラハラは遠隔でも可能です。
毎日のように電話やSNSスマホを介してのモラハラは続いていました。
元夫に子供を会わせる時は私一人だとモラハラDVを受けやすくなるので、なるべく私の親に付き添ってもらうようにしていました。
私の両親の前では大人しくしていた元夫もそのうちなりふり構わなくなり、そのうち私の両親の前でも言動が激しくなっていきました。
ついには私の親を含めて私の家族に危害を加えるような発言もあったので、私は実家を出ることにしました。


【内緒でアパートへ】
もちろん元夫には知らせず、私はアパートを借りて子供と暮らし始めました。
DV被害者であれば住民票の閲覧制限をかけることができますが、私はすぐに住民票は移しませんでした。


【離婚調停をする】
しばらく別居をしていたので自然と離婚の話になりましたが、常日頃怒り狂っているような人とはまともに会話することもできなかったし接触すれば会話どころか被害に遭うので、調停を行うこととなりました。
離婚調停をするにあたり当事者の居住地を裁判所に伝える必要がありますが、私のように居住地を知られたくない場合は他の住所でも構いません。住民票に基づく必要はありません。
元夫は私が実家に住んでいると思っていたので実家の住所が一番理にかなっており、裁判所には実家の住所を伝えておきました。

調停で養育費等金銭にかかわる取り決めを行う際は源泉徴収票の提出を求められますが、そこに記載されている勤務先も都合が悪ければ黒塗りで隠すことも可能です。
勤務先がバレたら押し掛けてきたり勤務先から後をつけられて自宅がバレて危害を受けることもあるので、非公開にする情報は慎重に扱うのが良いと思います。
調停員は毎回同じ方が対応して下さいますが、沢山の案件を抱えておりいちいち私個人の状況等覚えていません。私は「引っ越しましたが新しい住所がバレると都合が悪いので相手には伝えないで下さい」と調停員さんに毎回お願いしていました。


【住民票の移動は離婚後、閲覧制限をかけてから】
調停中はお互い戸籍や住民票を取得することがあるので、私は調停が終了し、離婚後子供の戸籍も自分の戸籍に移動してから住民票を移しました。そのタイミングで住民票の閲覧制限をかけました。
住民票の閲覧制限をかけるにあたり、警察、児童相談所、女性相談センター等で相談をして許可をもらう必要があります。相談したことがある機関には相談記録も残っており話が早いので、許可も降りやすいのではないかと思います。
私は警察にも児童相談所にも相談したことがあったのでどちらでもよかったですが、児童相談所で許可をもらいました。


【住民票閲覧制限の注意点!】
閲覧制限は1年間有効です!短いですよね。
あんなに根深く危険なDVが1年で安全になるわけないと思うのですが…。
でもご安心下さい。延長可能です。但し、役所から閲覧制限がもうすぐ切れますとか通知が来るわけではないので、自分で延長の時期を気にしておく必要があります。
切れる1ヶ月前から延長を申請できるので、忘れずにやりましょう。


以上が私が行った住民票に閲覧制限をかけるまでの流れです。
役所の方曰く、住民票閲覧制限をかけていても確実ではないみたいです。人為的ミスで加害者にバラしてしまった、というニュースも度々見ます。
ただ、確実ではなくても、自分でできる限りのことはやって少しでも安心して暮らしていけたらいいなと思います。
皆さんもどうか慎重に!

モラハラDV夫が調停で戦意を喪失した瞬間

こんにちは。
元夫からの執拗なモラハラDVを受け続け、二人の子供を連れて調停離婚したえみりんままです。

今回は、「モラハラDV夫が調停で戦意を喪失した瞬間」についてお話しします。

調停を始めて1年程した頃、揉めに揉めた財産分与でモラハラDV夫が見たがっていた資料を開示してから、私が「この金額で合意しなければ裁判をする」と強めに詰め寄ったところ、今まで何に関してもごちゃごちゃうるさかったモラハラDV夫が急に大人しくなり財産分与を含めた解決金の額を今までより少し上乗せして譲歩し始めました。これがこちらが完全に優位に立ち、モラハラDV夫が戦意を喪失した瞬間でした。
ただ、こちらの要求するよりかなり低い金額を提示されたので驚きましたが…。

こちらの300万円の要求に対し、50万円?
(財産分与だけで20万円、+αでの50万円らしい。)
(ちなみにこちらは財産分与だけで250万円を要求。)
ご、ご、ごじゅうまんえん?
ん?
本当に離婚したいの??
急いで離婚したいのにそれ?
全然本気出してないよね?
それで合意できると思った?
本当にできると思った???

普通は離婚をしたい、離婚を急ぎたいという思いが強い方がそうでない方の要求を飲む、譲歩するのが鉄則だと思いますが、まあお話にならない程額が低すぎたので当然却下しました。

実は調停を始めて半年程経った頃、モラハラDV夫の方から「この条件を飲まなければ裁判をする」と言ってきたことがありました。
モラハラDV夫は、自分が早く離婚したいからといって私まで離婚を急いでいると思っていたらしく、裁判をチラつかせば私が焦ると思ったのでしょう。モラハラDV夫は自分の焦りと怒りから合理的思考を欠いて、感情で「裁判」と発言したのだと思います。
実際は裁判をすれば離婚成立まで年単位で時間がかかるし、私はモラハラDV夫のDVを立証する為にあらゆる資料を提出して慰謝料を請求するし、私は訴えられても困ることはないし、どう考えてもモラハラDV夫が不利になるだけの立場なので裁判の脅しには引っかからずに無視して様子を見ることにしました。
案の定モラハラDV夫は裁判を起こしませんでした。この一件で私は今後モラハラDV夫から裁判を示唆することはまず無いだろうと考え、今度はこちらから「裁判」というワードをいつ使おうかとタイミングを見計らっていました。

私の計画では、ギリギリまで調停で条件を詰めて、終盤のここぞという時に「裁判」を持ち出そうと思っていました。それが調停開始から1年頃のことでした。
それからは比較的こちら優位の条件でトントン拍子で話が進み、裁判をすることなく調停で解決したので、ベストなタイミングで裁判の脅し効果が出て良かったと思います。


相手に非があり相手が離婚を急いでいるが、こちらは非がなく離婚を急いでいない場合、
調停の終盤で裁判をチラつかせて山を動かす手法は効果があるかもしれません。何度も使える手段ではないのでタイミングは重要ですが、私の話も参考に、検討してみて下さいね♪

離婚調停 ~裁判所待合室の様子。ある日の一幕~

こんにちは!
元夫がスーパーモラハラ星人で時にその他のDVも受け、耐えに耐えて二人の子供を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は、裁判所の待合室がどんな様子か、ある日の一幕と共にお話しします。


離婚調停は裁判所で行われますが、当人同士が同時に調停室に入るのではなく、部屋には申立人と相手方のどちらか一方が入ります。交代制で交互に調停室に入り行う形です。
当然一方はどこかで待つことになりますが、待合室が用意されています。この待合室は申立人待合室と相手方待合室があり、相手と顔を合わせたくない場合はこの待合室にいれば鉢合うことはありません。

待合室には他の方々とも共用で椅子が置いてあり、待ち時間に代理人と打ち合わせをする方、個人で出頭してじっと静かに待っている方、家族と来て一緒に待っている方等、色々な方がいらっしゃいます。
私の管轄の裁判所の待合室はあまり広くなかったので、混んでいると座れず待合室内で立ったり室外で待つ方も度々いらっしゃいました。


とある調停期日。私と代理人は待ち時間は待合室で調停案員に呼ばれるまで待っていました。
女性の調停員が待合室まで来られ、私と向かい合わせに座っていた中年男性と次回期日の日程調整をしているようです。
すると男性が急に顔色を変えて調停員に向かって怒り始めたのです。

調停員「次回の期日についてですが、◯月◯日はいかがですか。」
男性「何も決まらないのにまた来いっていうのか!今回だって何も進んでないじゃないか!」
調停員「ですから、進めるために。。」
男性「俺はもう来ない!」
調停員「来ないと不利になりますよ。」
男性「子供だって俺と住みたいって言ってるのに何で決まらないんだ!」
調停員「でも母親には母親と住みたいと言っています。」
男性「じゃあ俺とあいつ(母親)の前に子供連れて来てどっちと住むか目の前で言わせるか!」
調停員「それもひとつですね。」
男性「俺は払わないって言ってるわけじゃない(おそらく養育費)のにあいつ(母親)はなんで話を進めないんだよ!」

…とまぁずっとこの調子です。
待合室という他の方々もいるところで感情的になり調停員に怒鳴り散らす。。。
私のモラハラDVセンサーも反応し、直感的にこの人のそういうところが離婚原因のひとつではないか、子供は母親と暮らしたほうがいいのではないか、と思いました。


調停室だけでなく待合室にも色んなドラマがありますね。大抵は皆さん大人しくしていますが。
離婚調停ばかりではないと思いますが、当事者と代理人の会話から離婚調停で来られてる方は多いように思います。
たまにDV被害者の方もおられます。なんだか私と同じニオイがするので、なんとなく「あ、この人DV被害者だな」と思い、当事者と代理人の会話でそれが確定する時があります。

裁判所の待合室は狭いので、当事者と代理人の会話が聞いてないのに聞こえてしまいます!私と代理人の会話も周りには聞こえていると思いますが、皆お互い様的な感じで「養育費はいくらぐらいになる」とか結構普通に話してますよ。私はかなり回数を重ねたほうなので、待合室で自分の話を聞かれるのも他の方達の話が聞こえてしまうのもすっかり慣れてしまいました。


これから調停に臨む方、待合室の様子はこんな感じです。少しイメージ湧きましたか?
くれぐれも待合室では調停員に暴言等吐きませんように!

離婚調停~弁護士との進め方~

こんちには!
元夫がかなりのモラハラDVな人物の為、二人の子供を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

私は弁護士に依頼して調停離婚をしましたが、弁護士とどのように離婚を進めていくのか、メリットや注意点も含めて具体的にお話ししようと思います。
今後離婚調停を個人でやるか弁護士に依頼するか悩んでいる方、ぜひ参考にしてみて下さい!

【初回の調停】
私の場合、初回は担当弁護士から特に準備は必要ないと言われたのでノープランで裁判所へ向かいました。
弁護士と調停が始まる10分前に待ち合わせ、調停前の数分で軽く意思確認というか打ち合わせというか少しお話しをして、調停へ向かいました。
ノープランで行ったので何を話せばいいのか、墓穴を掘ってしまわないかと不安でしたが、私が話しに詰まれば弁護士がフォローしてくれるような感じでした。
特に婚姻費用の金額等専門的な内容は率先して弁護士が発言してくれました。


【2回目以降の調停】
前回の調停を受けて宿題となる内容について、調停前に弁護士と1~2時間程打ち合わせをして何を主張するか決めます。
打ち合わせた内容の書面を弁護士が作成して調停前に裁判所へ提出します。
書面は相手方にも送られ、それを受けて相手方からも返答に当たる書面が裁判所へ提出されてこちらにも届くような形になります。
事前にお互いの書面を確認し、調停ではそれらを元に調停員と話をします。
場合により相手方からの書面を受けて調停前に再度弁護士と打ち合わせをすることもあります。

弁護士を付けずに個人で調停をする場合は書面の提出はしなくても良いですが、前回の調停からの宿題の返答や伝えたいことはあらかじめまとめておく方が良いと思います。


【調停以外での相手方との接触
基本的には調停でのみ相手方と意思確認と調整をする程度で問題ありませんが、調停で大揉めした場合は裁判所へ提出する書面以外に弁護士が相手方に直接連絡をして調停以外で次回の調停へ向けて双方の意見を調整することもあります。
私の場合、やはり相手が相手(モラハラDVの非常識理不尽自己中な厄介者)なので調停で大揉めすることもありました。その際はお互いの代理人を通じて意思確認や主張のし直しを行い、次回の調停に備えました。


【注意点】
弁護士によるのかもしれませんが、聞かないと教えてもらえないこともあるので、思っていることや疑問点等は一通り伝えておくことをお勧めします。
私の場合は積極的に質問したり弁護士に意見を仰いだりしました。
例えば「私はこうしたいと思いますが、他に選択肢はありますか。」とか、個人的な意見でもいいのでなるべく多くの選択肢や弁護士の専門的な見解を聞くようにしました。

また、調停前に1回打ち合わせをしたところで意思を伝えきれなかったり打ち合わせしてから意見が変わったり、なんてこともあります。
弁護士もこちらも手間になってしまいますが、そんな時でも面倒がらずに弁護士に連絡したほうがいいです。


【さいごに】
弁護士は依頼人の味方であることは間違いありませんが、やってほしいことを全て思い通りにやってくれるわけではありません。
思っていることは伝えなければ当然汲んでもらえないので、希望があるならばとりあえず何でもいいので伝えてみたほうがいいと思います。

私のように相手が厄介者で取り決める内容も多く複雑な場合は、離婚調停で弁護士に依頼するメリットは大きいです。
お互い常識人で取り決める内容も少ないならば弁護士をつけずに個人で調停をしても特段不利になることはないと思います。

弁護士をつけなくても調停では調停員さんがおり、相手方と意見を調整して下さいます。「普通の人」同士なら必ずしも弁護士をつけなくてもいいように思います。

離婚調停で弁護士をつけるか悩んでいる方、参考になりましたでしょうか。弁護士に依頼するならそれなりに費用もかかるので、よく考えてからお決めになって下さいね。

離婚の際弁護士をつけるべきか

こんにちは!
元夫から執拗なモラハラDVを受け、二人の子供を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は、「離婚の際弁護士をつけるべきか」です。実際に弁護士をつけて調停離婚をした私の経験を踏まえてお話しします。


【弁護士に依頼した理由】
私が離婚について弁護士に依頼した理由は、元夫とは何を話しても話し合いにならなかったからです。
元夫は理不尽で非常識なことを普段から言う性格でしたし、気性が荒く気に入らないことがあるとすぐに怒り始めて収拾がつかない程怒り狂って暴力的になるので、まともな話し合いは不可能でした。


【弁護士がいるメリット】
●精神的負担の軽減
私にとっては相手と接触せずに済む点、もう元夫からの被害を受けずに済む点で精神的な負担がかなり減りました。

●専門的な見解
離婚の話し合いの中でそれぞれの相場を教えてもらえる点はとても参考になりました。
例えば面会交流の頻度や養育費の相場など、右も左もわからない素人にとって何が普通とされているのかを教えてもらえます。
養育費の相場は算定表が公開されているので個人でも大まかには計算できますが、細かい条件を考慮して算定しようとすると個人では難しいこともあります。

また、この条件を話し合うなら離婚成立までの期間がかなり延びるとか、この条件なら相手も合意する可能性は十分にあるとか、大まかな見通し等も教えてもらえるので参考になりました。

こうした専門的な知識を提供してもらえる点は、やはり弁護士に依頼する最大の魅力だと思います。


【まとめ】
弁護士をつけるか否かの判断のポイントは、当人同士がどれだけまともに話し合うことができるかどうかです。
冷静で常識的な話し合いや譲歩ができるのならば弁護士がいなくても協議離婚や調停離婚が可能です。
私のケースのように当人同士でまともな話し合いにならなずこじれてしまう、話し合う中で被害を受ける可能性がある場合などは弁護士を依頼するメリットは十分にあります。

ただ弁護士を雇うにあたりどうしても経済的な負担はあるので、諸々のご自身の状況を見て判断してみて下さいね♪

離婚調停で相手に弁護士がついた場合

こんにちは!
モラハラDV気質の元夫と離婚し、現在子供二人と生活するシングルマザーのえみりんままです。

私は弁護士をつけて調停離婚をしましたが、元夫も弁護士をつけていました。
相手にも弁護士がつくとはどのようなものか、実体験を踏まえてお話ししようと思います。


【当人同士の間にワンクッション入る】
紛争中の当人同士が直接話し合いをしても言い合いになってしまったりと、中々話し合いにもならないこともあります。
元夫のように暴力的で理不尽な要求をしてくる厄介者なら尚更です。

その点弁護士が代理人として当人同士の間に入り対応してくれれば、例え暴言を吐いたとしても弁護士が言い改めた内容と表現で丁寧に伝えてくれるので無駄な争いを避けることができます。


【厄介者の加害者である元夫に弁護士がつけばこちらにも有利】
弁護士は依頼人の言う通りに動くのが基本ですが、依頼人があまりに常識外れなことを言う場合には弁護士がある程度コントロールするようです。

ひとり自由にさせておけば言いたい放題めちゃくちやなことを言いかねない元夫は、自ら弁護士をつけたことにより自分で自分を封じ込めたようなものなので、こちらにとっては都合がよかったです。

例えば財産分与では預金の殆どを自分の特有財産だと主張して預金の少ない私から財産をもらおうとしてきました。
養育費は自分の年収からはたまたま去年は年収が多かったとして100万円減らした額、私の年収は無職なのに勝手に300万円と仮定して算定してきました。
面会交流では頻度は週に1回朝から晩まで、行き先も内容も全て自分で決めるから予定を連絡したら速やかに子供に伝えろ、と子供の都合や意向を考慮せずに自己中心的な内容を提示してきました。

こんな調子で元夫の弁護士も手を焼いていたようですが、その都度弁護士が「私から言い聞かせます。」と言っていたのでさすがに弁護士でも全て依頼人の言いなりにするわけではないのだな、と思いました。

結局財産分与では元夫の特有財産が認められたのは極わずか、元夫の年収から100万円減額なし、私の年収はゼロ、面会交流は月に1回2時間程度、内容も子供の意向を考慮した上で私が決める、となりました。


【もし元夫に弁護士がついていなかったら】
調停というのは強制力がない話し合いの場なので、取り決めには必ず当人同士の合意が必要です。
もし元夫に弁護士がついていなかったら、財産の開示請求しても拒否、婚姻費用を請求しても拒否、養育費も僅か、標準的な面会交流の内容にも応じない等、悲惨なことになっていたと思います。

元夫に弁護士がついていたからこそ元夫のやりたい放題の暴走を上手くコントロールしてもらえた部分は大きかったです。


【さいごに】
もし相手方が加害者とか非常識な人間の場合は弁護士がついたことで焦る必要は全くなく、むしろラッキーだと思ったほうがいいです。
実際何かにつけて理不尽で非常識な要求をしてくる元夫に弁護士がついたことで弁護士がいないよりも話がスムーズにできたと思います。それでも離婚に1年以上かかりましたが(笑)

逆に自分が加害者の方はやりたい放題できなくなるので弁護士をつけないほうがいいですよ~~!