モラハラDV夫と離婚したシングルマザーと子供2人の生活

幼児2人のシンママが育児や離婚、その他諸々のノウハウをご紹介します♪

離婚前別居中の児童手当受取人を妻に変更する方法

こんにちは!
元夫が根っからのモラハラ気質で、主にモラハラ時々その他のDVの日々から二人の子供を連れて離婚した、シングルマザーのえみりんままです。

今回は離婚前の別居中の児童手当はどなるのか、私のエピソードと共にご説明します。


【夫が受取人の場合】
元々自分が児童手当の受取人になっていれば問題ありませんが、夫が受取人になっている場合が多いと思います。
妻が子供を連れて別居した場合は実際に子供を養育しているのは妻なので、子供を養育していない夫が児童手当を受け取るっておかしいですよね。

安心してください。児童手当は子供と同居する親が受け取ることになっています。手続きをすれば妻が児童手当を受け取ることができます。


【手続き】
市町村にもよるので、役所に問い合わせるのが一番早いと思います。

私の場合、児童手当の受取人変更手続きをする前から元夫の子供に対する面前DVのことで市の児童課にお世話になっていました。職員の方とも顔見知りで、元夫とは別居中であること、離婚の協議中であること、近く調停をすること等の事情を知って下さっていたので話が早くて変更手続きはスムーズにできました。

最初は元夫が受給資格の喪失届けを書いて役所に提出しないとこちらが受給資格を得られないかと思っていました。元夫は私への嫌がらせの為に届けをあっさり書いてはくれないだろうと、すんなりいかないことを覚悟していました。しかし、蓋を開けてみたら元夫が何らかのアクションをする必要もなくて、あっさり手続きができたのでよかったです。


【注意点】
児童手当は受取人変更手続きの翌月分から受け取ることができます。遡っての請求はできないので、別居後すぐに手続きを行って下さい。


【支給月】
支給月は2月、6月、10月の年3回です。
例えば3月に手続きをしたら4月と5月分が6月に振り込まれることになります。


【手続きが遅くなった場合】
もしも手続きが遅くなってしまった場合は、まず夫へ別居後の分を請求してみましょう。

離婚調停の中で請求することもできます。
私が児童手当の受取人を自分に変更したのは別居後しばらくしてからだったので、離婚調停で別居してから変更手続きをするまでに元夫に振り込まれた児童手当を請求しました。
最初は元夫は児童手当を私に支払うことを拒んでいましたが、調停員が「子供のためのお金だもの。普通は振り込むよね。」と漏らしていましたが、調停員や元夫の弁護士が説得して下さったのか、最終的には取り戻すことができました。



どんな手続きでもそうですが、なるべく早くするのが基本です。特に児童手当はシングルマザーにとって金銭的にとても重要なものなので、別居したらすぐに手続きをしましょう!

離婚前、入園・入学時の子供の名前を母親の旧姓にできるか?注意点も!

こんにちは!
元夫から主にモラハラ時々その他のDVを受け、二人の子供を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

離婚後に子供の名字が母親の旧姓になることは多いと思いますが、今回は離婚成立前に子供の入園・入学や引っ越しがある場合、子供の名字をどうするのかをお話しします。


【本来は…】
離婚することは決まっていても成立までに時間がかかって、その間に子供の入園・入学シーズンが来たり、引っ越したり、仕事をする為に子供を保育所に預ける必要があったり、ってことありますよね。

当たり前ですが、本来は本名で入園・入学するべきです。
ただ、こうした事情の場合、本名で入って後にすぐ離婚が成立して名字が変わるって子供にとってな結構可哀想なことなのかな、って思うんです。
完全に親の都合に振り回されてますからね…


【私立なら旧姓でも可能?】
私も離婚前に子供が入園することになり、子供の名字について悩みました。
うちの場合は私立の保育所に入園することになったので、思いきって園長先生に相談してみることにしました。

「あのぅ、実は離婚の予定がありまして。離婚が成立したら名字が変わりますが、最初から私の旧姓でも大丈夫でしょうか?」

「大丈夫ですよ~以前もそういう方がいらっしゃいました!」

あっさりOKでした。
前例があったので話が早くてよかったです。
もしかしたら私立なので融通が効いたのかもしれませんね。


【本名ではない名字で過ごす際の注意点】
入園後離婚が成立するまでの数ヶ月間、子供は園で本名ではない私の旧姓で過ごしたわけですが、やはり注意すべき点がいくつかありました。

一番気を付けたのが園の連絡帳や家庭の調査書で健康保険証の情報を書く欄です。何かあって病院に行くことがあれば、必ず本名でないといけませんから、必ずカッコ書きで本名を書いておきました。

子供はまだ名字の概念があまりよくわからない年齢だったので、私の旧姓を本当の名前だと教えていました。
でも子供が病院を受診するときは、本名で呼ばれるのでなるべく行きたくなかったですね。
病院で本名を呼ばれた時子供は「あれ?」という表情でしたが、幸いにも病院に行くことが少なかったのでなんとかごまかせました。


【本名で入園・入学し、途中で名前が変わる際の注意点】
本名で入園・入学してその後離婚が成立して名字が変わる場合、名字の変更に伴い持ち物全ての記名を修正しなければならなず、労力と費用がかかると思います。
また、園や学校では先生方が名前のハンコを使用している場合も多く、名字の変更に伴いハンコも作成し直す必要があり費用も負担することになると思います。
何より、子供自身が途中で名前が変わることでお友達に名前を覚え直してもらったり、お友達から何か言われたりしないかがが一番気がかりな点だと思います。



私は離婚が成立するまで、子供の名字については正直いつもヒヤヒヤしていました。
私の場合は予想よりも離婚成立に時間がかかり何ヵ月も本名ではない名前で過ごすことになってしまったので、このやり方でよかったのかは賛否両論かもしれませんが、かなりメリットはあったと思います。
離婚成立が近ければ母親の旧姓で入園・入学するのもいいかと思います。
私立でも対応は色々でしょうし、公立でも相談すれば受け入れられるかもしれませんし、まずはダメ元でも相談してみることをオススメします!

モラハラDV加害者の息子をその親はどうとらえたか

こんにちは!
元夫から主にモラハラ時々その他のDVを受けに受け、二人の子供を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は元夫の両親に元夫の加害行為について相談した結果、両親がどれだけ理解できたのか、受け入れられたのかをお話しします。


【親から見た元夫】
元夫の親は、元夫のことを優秀で優しくて自慢の息子だと思っていたと思います。
実際に母親が「この子(元夫)は本当に賢くなった」とか「この子がこんな優しい発言をして感心した」とか、私に対して直接言ってきたので間違いないと思います。


【勉強さえできればよかった子供時代】
元夫の家庭では勉強さえできればいいらしく、いい成績を取れば称賛され、勉強ができない人のことをバカにしていました。

元夫は実際に学業成績は良くいわゆるエリートの部類ですが、勉強以外は全くできないのです。
忘れ物は多い、物覚えは悪い、時間に遅れる、食事のマナーは悪い、部屋は汚くだらしがない、気が利かない、自分で考えて行動できない、常識がない等…このような点から、元夫は社会で通用する人間ではなく、私は発達障害を疑った程です。

私がこの親子関係を見る限り、とにかく過保護で親に甘やかされ、ちやほやされて、身の回りのことは親が全部やってくれて育ったので、勉強以外は何もできないことが納得できる家庭環境だと思いました。

それでも親は元夫のことを頭が良くて立派な人間だと思っているようでした。


【私が元夫のモラハラDVを元夫の親に相談した反応】
最初はやはり信じられない様子でした。
親としては、私のほうを疑いたい気持ちもあったと思います。
私には「元夫に注意しておくね」なんて言いながら、元夫には「あの人(私)があなた(元夫)のことを悪いと思ってるんだから仕方ないでしょ」みたいなことを言っていたようです。元夫は口が軽いので、自分からそういうことを教えてくれました。

でも相談を繰り返すうちに次第に「あなた(私)には迷惑かけて本当にごめんなさい」と言ってくれるようになったので、少しずつ理解は進んでいるようでした。

でも私がしばらくの間実家に帰ると、元夫の親から「いつ戻るの?」なんてKY発言もあったので完全に理解したわけではないようです。
何度も元夫と一緒にいると心身に危険がある、子供にも悪影響がある、とあれほどSOSを出したのに。
元夫のところに戻ったらまたDVの日々で、私と子供が被害を受けることがわかっていればそんな発言はできなかったと思います。
私にいつ戻るのかを聞く前に、「今後暴力的にならないように息子のことを厳しく叱っておきました。今度またやらかしたら息子は警察にでも病院にでも行かせます。どうにか戻ってもらえませんか?」ぐらい言ってほしかったです。


【元夫の親に期待したこと】
私が元夫の親に相談した理由は、親として元夫の問題点を認識し、元夫を再教育をしてほしかったからです。
それが親としての責任というか、自分達がそのような息子を作り上げたことも最低限自覚してほしかったです。


【元夫の親が十分に理解することはなかった】
最終的に離婚に至るまでに、元夫がしてきたモラハラDVについて元夫の親が完全に理解することはありませんでした。
やはり親子という特別な関係上、自分の息子がDV加害者であることを本当の意味で理解して受け入れるのは難しいのだと思います。
特に元夫の親はザ・過保護だし、子供に対して優しくする=甘やかすことなので、厳しい優しさは持ち合わせていませんでした。
私が親がなら自分の子供が悪いことをしたら愛情を持って厳しくしますけどね。その子が周りに迷惑を掛けないように、迷惑を掛けて嫌われないように、周りと気持ち良く上手くやっていくために。



こんな感じで、DV加害者の親が完全に理解を示して息子に叱責し、DVが改善することはなかなか期待できません。
親に相談して意味がないとは言いませんが、親が理解して注意したとしてもDVが改善する程甘くないようにも思います。

DV加害者の親が何とかできればいいですけどね~何とも難しいことです(ToT)

モラハラDV夫に加害者の自覚はあるか

こんにちは!
元夫からモラハラと時々その他のDVの生活から脱却!子供二人を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は「モラハラDV夫に加害者の自覚はあるか」です。
結論、これは難しいですね。加害者意識があればまだDV行為も軽度だと思いますが、真の加害者は自覚がありません。
このあたりを、私の経験を踏まえてお話ししていきます。


【普通の人とDV加害者の怒りの違い】
普通の人でも怒ったりすることはありますが、普通の人とDV加害者の違いは怒る内容、頻度、怒り方だと思います。


【怒る内容】
普通の家庭では問題にならないようなことで簡単にスイッチが入り怒り始めます。
元夫の場合は、
今日○○に行きたかったが、私に断られたので怒る。
やむを得ず急遽予定が変更になって怒る。
私が勝手に外出したから怒る。
私に食事のマナーを注意されたから怒る。
私の歩くペースが早かったから怒る。
私が秘密を教えてくれなかったから怒る。
リクエスト通りの料理ではなかったから怒る。
…こんな感じです。はぁ~、疲れる。


【怒る頻度】
上記の通り、自分に合わせてくれなかった、注意された、思い通りではなかった…というとても幼稚な内容で怒るのです。
このようなシチュエーションですぐに怒るので、自然と怒る頻度は高くなります。毎日でも起こり得ます。


【怒り方】
肝心な怒り方が一番加害者の特徴が出るところだと思います。
元夫の場合、一度スイッチが入ったら元夫自身で抑制することができません。もちろん私がどんな言葉をかけても制止することはできません。
ネガティブな思考で悪い方悪い方に向かい、怒りがどんどん増大し、負のスパイラルに陥ります。
何時間も怒り続けているのです。

具体的には、
責め立てて罵声を浴びせ続ける。
希望が叶うように確約が取れるまで脅し続ける。
私の大事にしている物を投げたり踏みつけたりして壊す。
私の自由や楽しみを奪う。
嫌がらせをする。
私が外出したり外部と連絡が取れないようにする。
どこまでも付きまとう。
等、思い出しただけでも吐き気がします。


【加害者の思考】
基本的にDV加害者は「俺を怒らせるお前が悪い」と思っています。
このように自分の怒りや怒りの表現方法を全て正当化しているので、罪悪感や加害者意識は全くありません。

逆に自分が被害者だ、ぐらいに思っていたりもします。
自分の思い通りに動いてくれない相手が悪い。望みを叶えてくれないなんて心が狭い。そんなの自分に対する嫌がらせだ。

相手が自分が嫌がることをしているから自分は怒っている。怒って当然だ。こんなに怒っているのだから激しく怒るのも無理はない。だから自分は悪くない。悪いのは俺を怒らせるお前だ。
という思考です。



総合的に見て、元夫は自己中心的で幼稚な精神で異常な怒り方をしていましたが、加害者意識は全くありませんでした。
病気も考えられますが、元夫の場合は精神科でテストを受けるには至らず何の病気かはわからず終いです。
(何とも言えませんが、発達障害系、人格障害系の傾向があるという専門家の意見もあります。)


被害者の皆さん、加害者意識がないDV加害者はどれだけ説得しても教育しても例え治療したとしても改善することはありません。
だって加害者意識がないから。
被害を受け続ける人生でいいのか、加害者と決別して幸せを手に入れるのか、よく考えて行動して下さいね♪

モラハラDV夫のことを警察に相談してみた

こんにちは!
元夫からの壮絶なモラハラと時々その他のDVの生活に疲弊し、子供二人を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は、モラハラDV夫のことを警察に相談してみた結果をお話しします。


【相談したきっかけ】
モラハラは日常茶飯事でしたが、元夫の場合、モラハラが発展してくると手が出て床を引きずり回したり私が外出できないように軟禁したり、物を投げて脅したり、ハラスメントに拍車がかかってくるわけです。

モラハラになるのはいつもほんの些細な事で、その日の予定が気に入らないとか、自分の事を気にかけてくれなかったとか、私が勝手に外出したとか、とにかく気に入らないことがあれば何に関しても難癖をつけて怒り始めます。

子供にも本当に悪影響だし、何とかしたいと思い警察へ相談することも日々考えていました。



【警察に相談した日】
その日も些細な事で取り乱し始めて、子供の前でもお構い無しに長時間に渡り怒り狂っていました。
どんなにお願いしても時間を置いても何をしても気が収まらない様子なので、私は子供を連れて外に避難することにしました。
でもそんな時元夫は、私が外出しないように見張ったりドアにチェーンをつけたりして必ず妨害をします。私は何時間も外出できるタイミングを見計らって、一瞬の隙をついて外出に成功しました。
当然元夫は発狂しながら追いかけて来ました。
私は子供を連れて素早く動けず大変でしたが、なんとか最寄りの交番に駆け込んで助けを求めることができました。


【警察の対応】
私は、元夫がモラハラやDVの傾向があること、その日も一日中激昂して手がつけられず身の危険を感じたこと、このようなことが子供の前でも日常的に行われていること等を警察に説明しました。


警察は、その日は家には帰らずに実家やシェルターに行くことを勧めました。
私の実家は遠方なのでシェルターに行くことも考えましたが、シェルターは連絡や行動をかなり制限されてしまうので何日か近くのホテルに泊まることにしました。

警察から署内で両方の親に電話をかけて今回の騒動を説明するように言われたので、そうするしかなく両方の親にも電話しました。
両方の親も少しは事情を知っていたのでそれほどハードルは高くありませんでしたが、元夫の親は警察沙汰にまでなったことを驚いている様子でした。


それから、警察が家に行って元夫に注意をしに行くことになったので私も同行しました。
元夫は突然警察が来て驚いたと思いますが、モラハラ加害者は警察等自分より上の立場の人間には弱い性質があります。元夫もそうで、警察の言うことにはすんなり従うような感じでした。

警察は、もしまたモラハラになりそうな時があったらすぐに電話して下さいと言ってくれました。

その後は月に一回程度のペースで警察から私に「その後は大丈夫ですか?」と電話があり、しばらくフォローしてもらいました。


また、子供にDV行為を見せることは子供への虐待にあたります。
子供も関係してDV絡みの警察沙汰になった場合、警察は児童相談所に連絡することになっています。
本件でも警察から児童相談所に連絡が行き、その後児童相談所から私に連絡が入り、児童相談所からも元夫に注意してもらうことになりました。



モラハラDVは改善したか】
元夫は警察と児童相談所から注意を受けたわけですが、注意を受けた直後は効果がありました。
ただ、時間が経つとまた戻ってしまいました。
私は警察や児童相談所、親等いろいろ相談し、その度に元夫に注意をしてもらいましたが、注意を受けた直後は少し大人しくなっては時間が経つとまた戻る、を繰り返していたと思います。



このように、モラハラを含むDVは持って生まれた気質なのか育った環境なのか…どちらにせよ周りがどれだけ注意してもなかなか治りません。
巻き込まれる子供は本当に可哀想ですし、その後の人生に大きく影響してしまいます。
モラハラやDV被害者の皆さん、ご自身とお子さんの幸せの為によく考えて対処して下さいね♪
行き詰まったら何でもいいのでコメント下さい。
えみりんままが全力でお支えします!

調停を引き延ばす方法

こんにちは!
元夫からのモラハラや時々その他のDVで、二人の子供を連れて離婚したえみりんままです。

私は調停離婚をしましたが、私の場合は調停を長引かせる(離婚を遅らせる)ほうが得だったので、その為の作戦を実行しました。
結果は約一年も調停することができました!

精神的に離婚を急ぐ方もいると思いますが、私のように離婚を急がない方もいると思うので参考にしていただければ幸いです。


【離婚を遅らせることのメリット】
私は別居してから離婚をしましたが、離婚前の別居中でも元夫は働いていなかった私と子供の生活費である婚姻費用を支払う義務がありました。
離婚後は、私の生活費を元夫は負担しないので、元夫は子供の養育費を支払うのみとなります。
従って、婚姻費用は私の生活費+養育費のようなもなので、私の生活費が入っている分婚姻費用のほうが離婚後の養育費のみよりも多くもらえるのです。

但し、離婚後は児童扶養手当や水道代の減免等多くのメリットがあり、その自治体で異なるので一概には言えませんが、トータルで見て経済的に離婚を急ぐのか遅らせるのが良いのかは個々のケースによると思います。

私の場合は離婚後行政からもらえる手当てはあるものの、皆さんの血税からではなく元夫個人から多くもらいたい意向が強かったので、調停が長引いて離婚が遅くなりなるべく多くの婚姻費用を受けとる手段を選びました。


【具体的にどう調停を引き延ばしたのか】
モラハラ加害者は何を話すにもすんなり進むことはないので、モラハラ相手に調停を引き延ばすのは簡単でした。
基本的にモラハラ夫が受け入れないであろう事を提案すればモラハラ夫は拒否・反論をします。それが続けば自然に調停は長引いていきます。

モラハラ夫は普通の人ならすんなり合意するような内容にもすんなり応じるわけがありません。
なんせ私を困らせたいのですから、私の提案を飲んで私の希望通りにするなんてプライドが許さないのでしょう。

何も並外れた提案をする必要は全くなく、普通の提案をすれば自然と拒否してくれます。
この性質を利用して、例えば財産分与は半分にする、養育費は算定費用通りにする、等標準的な提案をすれば良いのです。
標準的な提案をすれば、調停員の心証もいいし、その標準的な提案でさえ相手に拒否されるとなれば調停員の同情も買って一石二鳥です。


私の場合、一番揉めたのは財産分与でした。
こちらは最初から必要な資料は全て開示しているし何もやましいことなく正当に進めていましたが、元夫は請求した資料も開示しなかったり、特有財産も調停員や弁護士が驚くほど珍しい計算方法で算定してあったりで、なかなかスムーズにはいきませんでした。
元夫は早く離婚を成立させたいと言いながら、こうやって自分から長引かせてくれる始末です。
正直笑いました(笑)

お陰ですんなりいけば長く見積もっても数ヶ月から半年で済んだであろう調停が約一年もかかることとなり、その分婚姻費用をたくさんもらうことができました!


もうひとつ調停を長引かせる要素としては、調停期日の決め方にあります。
都市部の裁判所では予約が取りづらい傾向にあるのでその裁判所の混み具合にもよりますが、調停は大体1~2ヶ月に一度ぐらいのペースでしょうか。
毎回調停の最後に次回の調停期日を決めて終了となります。
調停期日は、担当の調停員、代理人、当該人全員の都合が合う日になるので、予定が合わない~とか言って次回期日を毎回遅くに設定しておけばその分調停は長くなりますね。
あからさまに毎回3ヶ月後を指定する、とかだと調停員や相手代理人から何か指摘されるかもしれませんが、常識の範囲内で遅めに設定するのは全然問題ないと思います。



調停を長引かせて婚姻費用を多くもらったところで、早期に離婚して児童扶養手当をもらうほうが金銭的に得なこともあります。
一概には何とも言えないので、離婚を急ぐのか急がないのかは慎重に吟味してみてから方針を決めて下さいね♪

モラハラDV夫と夫婦カウンセリングを受けてみた

こんにちは!
元夫からモラハラ三昧時々その他のDVを受け、子供二人を連れて離婚したシングルマザーのえみりんままです。

今回は、モラハラDV夫と共に心理カウンセラー(臨床心理士)による夫婦カウンセリングを受けてみた結果をお話しします。
 

モラハラDV夫をどう説得したか】
カウンセリングを受けるってなんだか敷居の高いイメージですが、海外では普通のことです。
日本でも徐々に浸透しつつある気はしますが、まだまだですよね。
元夫も、カウンセリングを受けるなんて自分が異常と言われているみたいで最初は反発していました。
(相当異常だけど自覚はないので。)

「あなたは言動が異常で精神病かもしれないからカウンセリングを受けなさい」なんて言ったら、逆ギレして一発で終わりです。

私の立場からすれば元夫だけにカウンセリングを受けて欲しかったのは山々ですが、なんせ元夫はどっちもどっちの夫婦喧嘩で自分だけが悪いのではない、ぐらいに思っています。
元夫の私達の家庭の解釈は、ただの夫婦喧嘩が多い家庭、私は元夫のDVにより家庭はめちゃくちゃ、と思っていたので、まず夫婦間で解釈に大きな差がありました。

そこで、視点を変えて夫婦カウンセリングを受ける方向に持っていこうと思いました。元夫だけではなく夫婦同時に受けるなら元夫の抵抗感はグッと減るし、カウンセリングを受ければ夫婦関係が改善するというメリットがあれば受ける気になるのではないかと。

でも何を説得するにしても厄介者相手では時間がかかります。カウンセリングを受ける必要性とメリットを事あるごとに説明し、実際説得に数ヶ月はかかったと思いますが何とか夫婦カウンセリングを受けるまでに漕ぎ着けました。


【夫婦カウンセリングの内容】
毎回同じ担当のカウンセラーの下、月に1~2回の頻度で10回程受けました。
カウンセラーはどちらにも公平に接し、どちらが悪いとか、病気の可能性があるとか、ネガティブなことは言いませんでした。
カウンセラーも元夫の異常性には気付きつつも、それには触れないように刺激しないように、言葉を選びながら、かつ元夫の改善するべき点を的確に伝えていく、それは見事なものでした。

元夫には怒りを露にすることのデメリットや怒りを感じた時の対処法等を指導してくれたり、私には嫌なことは嫌だとハッキリ伝えるように、とか夫婦それぞれ色々なアドバイスをもらいました。

毎回カウンセリングの最後に次回までの目標を決め、次回はその目標が達成できたのか、達成が難しかった点は何かを話したり、一歩一歩コツコツやっていくような感じでした。


【結果】
カウンセラーが元夫に精神科でテストを受けることを勧めてくれましたが、元夫はピンと来てないようでテストを受けるまでには至りませんでした。

それでもDV絡みの事件が起こった時、こんな時はカウンセラーがこうするように言ってたよ!と言うと一時的に収まるようなこともあって、効果が全くなかったわけではありませんでした。
ただ本当に一時的で、長続きというか定着するに至らなかったのは残念でした。



DV系は本当に改善するのが難しいと思います。
改善するとしたら、加害者本人に加害者意識があり、深く反省し、改善したいという強い意識がある場合のみだと思います。それでも改善するかどうか、というところではないでしょうか。

DV被害者の皆さん、殆どの加害者は治りません。
ご自身の幸せを考えて行動して下さいね!